ニューヨークの交通手段

歩き方編

渋滞の多いマンハッタンの中心街では、近距離なら徒歩が最良の交通手段です。ただし、夜は人通りの多い道以外は、念のためタクシーなどを利用することをおすすめします。

ストリートとアベニューによってブロックにわかれたマンハッタンは、歩く距離から大体歩いてかかる時間を割り出すことができます。アベニューは、南北に通る縦の大通りで、1ブロック(アベニュー間)は平均約250mで、徒歩約5分かかります。一方、東西に通るストリートは、1ブロック(ストリート間)は平均約60mで、徒歩約1分の距離です。 (注) 14丁目より下のダウンタウンは、道路が入り混じり、上記の距離と時間の目安はあてはまりませんのでご注意ください。

ニューヨークに着いたら、まずはマンハッタンの地図を手に入れましょう。それを見て、現在地から目的地まで何ストリート、何アベニューあるか数え、下記の徒歩にかかる時間の算出方法を目安にしてみてください。

AVENUE
(アベニュー)
STREET
(ストリート)

縦の大通りのアベニューは南北の通りです

横の通りのストリートは
東西の通りです
1ブロックは約250mで、
徒歩約5分かかります
1ブロックは約60mで、
徒歩約1分かかります

例えば:
Q. 1ヒルトンから2カーネギーホールまで歩いてかかる時間の目安は?
A. 横1ブロック(約5分)+縦3ブロック(約3分)=約8分

タクシー編

一般に、ニューヨークのタクシーはニューヨーク市公認の「イエローキャブ」の事を指し、その名の通り、黄色い車で、屋根に番号のボックスがついているものです。この「イエローキャブ」以外のものは全て「白タク」と呼ばれ、法外な乗車費を請求されることが多いので注意して下さい。もちろん、イエローキャプでも観光客だとわかると正規料金に上乗せした金額を請求されることがあるので、初めて行く場所の場合は、乗車前に、大体どのくらいかかるか運転手に聞くと良い。

■ ニューヨークのタクシーの捕まえ方

日本のタクシーの捕まえ方と大きく異なるのは、空港や一部のホテルなどを除き、ニューヨークでは駅前のタクシー乗り場のようなものがありません。基本的には、流しのタクシーを拾うことになるので、空車のタクシーを見分けなければいけません。タクシーの屋根のボックスにライトが点いている場合は空車で、消えている場合は既に誰かが乗っている印です。ボックスにライトが点いているタクシーを見つけたら、まずは大きく手を振り上げます。必要であれば、「タクシー!」と声をかけて、2、3歩踏み入れます。雨の日などは、タクシーを捕まえようと必死な人が多いので、大胆に手をあげないと捕まえるのが困難な場合もあります。空車のタクシーを捕まえたら、まず覚えておくことは、自分でドアを開けること。日本と違って自動ドアではないので、ドアの開け閉めは自分でしなければいけません。

■ 行き先の告げ方

行き先が有名なホテルや観光スポットの場合は、その場所の名前を告げるだけでいい場合もありますが、あまりスポットに詳しくない運転手もいるので、その場合は目的地に一番近いコーナーのアベニューとストリート番号を告げましょう。例えば、ヒルトン・ニューヨークホテルへ行く場合は、「ヒルトン・ニューヨーク、プリーズ (Hilton New York, please.)」、もしくは、「6アベニュー & 54ストリート、プリーズ (6th Avenue & 54th Street)」(6番街&54丁目)と伝えます。

■ 運賃とチップの払い方

日本と比べて、ニューヨークのタクシーはとても安く、初乗り運賃は2.50ドルで、時速12マイル (約19.31km) 以上で走行している場合は、1/5マイル(約322m)につき40セント加算されます。

走行速度が時速12マイル(約19.31km)以下、または停車している場合は、1分毎に40セントが加算されますので、道路が渋滞している場合は料金が高くつくこ ともありますので、ご注意ください。 平日4?8PMはラッシュアワーなので、1ドル加算されます。 夜間料金は、8PM?翌6AMで、50セント加算されま す。

料金は、目的地に到着したときにメーターを止めるので、その料金を払います。ここで忘れてはいけないのがチップです。お釣を貰ったら、金額の15?20%のチップを渡しましょう。(料金が10ドル以下であれば、チップは+1ドル位を目安にして下さい。)お釣をチップとして渡したい場合は、「キープ、チェンジ(お釣りはとっておいてください)」と言います。例えば、運賃が8.50ドルで、10ドル札を渡して、1.50ドルをチップとして渡したい場合は、「キープ、チェンジ」(Keep change)と言えばOKです。

★各空港?ニューヨーク間のタクシー乗車費★

  ジョンF.ケネディ空港 ラガーディア空港 ニューアーク空港
空港⇒マンハッタン 均一45ドル
(4PM-8PM/+1ドル)
(8PM-6AM/+50セント)
+有料道路料金代
+チップ
通常のメーター料金
(約24~28ドル)
+有料道路料金代
+チップ
目的地別に料金が異なる(約50~75ドル)
+有料道路料金
+チップ
マンハッタン⇒空港 均一45ドル
+有料道路料金代
+チップ
通常のメーター料金
(約24~28ドル)
+有料道路料金
+チップ
通常のメーター料金
(約69~75ドル)
+有料道路料金(往復分)
+15ドルのチャージ
+チップ

※ニューアークからマンハッタンへ行く場合、マンハッタン東側(イースト・サイド)へ行く際は、目的地別の料金に+5ドル課金されます。

上記の情報は、2006年6月15日現在の情報となり、予告無く変更されることがございます。また、上記の料金はあくまで目安となりますので、目的地・出発地や交通状況により実際に請求される金額と異なる場合がございます。予めご了承ください。

★タクシーを利用する際の注意★

  1. タクシーは、助手席に1名、後ろに3名まで乗車できます。4名以上は法律違反なので、乗車拒否されます。※4名以上乗れる大型タクシーもあります。
  2. 念のために、レシートは必ず貰うようにしましょう。忘れ物をした場合や、運転手へのクレームをあげる際の車両番号の控えとなります。言わないともらえないので、「レシート、プリーズ(Receipt please.)」と言いましょう。
  3. マンハッタンの外へ行く場合は、帰りの客が拾えないことから、乗車を拒否される場合があるので注意が必要です。ニュージャージー州へ行く場合は、有料道路料金の往復分を課金することが合法的に認められているので乗車できた場合でも、運賃はもちろん高めになります。
  4. マンハッタンからジョンF.ケネディー空港、またはラガーディア空港へ行く場合は、通常通りメーターで運賃が計算されます。ニューヨークからニューアーク空港へ行く場合は、通常のメーターで計算された運賃に、有料道路料金(往復分)、そして15ドルのチャージが課金されます。
  5. 夕方4?5時は、「オフ・デューティー」(休憩時間)のタクシーが多いので、タクシーが拾いにくい時間帯になります。
  6. タクシーを待たせる場合は、1分につき40セントの「ウェイティング・チャージ」(Waiting charge)がかかります。

★タクシーの乗り方に関する詳しい情報(英語)

地下鉄(サブウェイ)編

多くのニューヨーカーたちが日々利用している地下鉄は、路線内は均一2ドルでどこへでも行けるので、とっても便利でおトクな交通手段です。ニューヨークの道路は混んでいることが多いので、渋滞の心配のない地下鉄は、利用方法さえつかめば利用価値大です。ニューヨークの名所のほとんどが地下鉄から徒歩数分の距離なので、観光客にとっては大きなメリットです。

■ 地下鉄の駅/路線を探す

まず、現地では、あらかじめホテルのコンシェルジェなどで地下鉄の地図をもらいます。駅は、ストリートの番号がそのまま駅の名前になっているところがほとんどで、路線は色分けされています。目的地のアベニューとストリート番号があれば、地図を見て、最寄の地下鉄の駅を探すことができます。

地下鉄の入り口には、その駅の名前、路線番号、そして行き先方向の表示があるので、きちんと確認してから入りましょう。行き先方向は「UPTOWN」(アップタウン)と「DOWNTOWN」(ダウンタウン)に分かれているので、地図で目的地への進行方向を確認しましょう。

地下鉄の地図はこちらでもご覧いただけます

■ メトロカードを買う

地下鉄の入り口を降りてすぐのところにあるブース、または自動販売機でメトロカードを買います。(自動販売機は、クレジットカード専用のものと2種類あります。)2ドルの一回分の乗車券(Single Ride) 、10ドル、20ドルなどのプリペイド式カード(Pay-Per-Ride)、さらに乗り放題券 (Unlimited) などもあるので、滞在に応じたものを購入しましょう。尚、自動販売機は6ドル以上のおつりが出ません。また、おつりも全て紙幣ではなく、コインで出てきます。事前に購入金額分の紙幣を用意しておくと便利です。

種類 値段 特徴
1回乗車券
(Single Ride)
2ドル 1回だけ乗車できる通常のチケット。
プリペイド式カード
(Pay-Per-Ride)
4ドル~80ドル
(10ドル以上は20%
ボーナス付き)
利用するごとに運賃が引き落とされる。
乗り放題パス
(Unlimited-Ride)
1日(1-Day): 7ドル
7日間(7-Days): 24ドル
30日(30-Days): 76ドル
あちこち回る観光客にはおすすめ。
エクスプレス以外のローカルバスも乗り放題です。
ただし、1枚のカードを複数人で使いまわすのを防ぐため、改札を取って18分以上立たないと再び改札を通れない仕組みになっています。

(2006年6月15日現在)

★メトロカードに関する詳しい情報(英語)

■ ホームを探す

二つ以上路線が走っている駅では、まず乗車したい路線番号が表示されているホームを探します。表示は色分けされていて分かりやすいので安心です。ホームが見つかったら、次は行き先方向を確認しましょう。基本的に、北行きなら「UPTOWN」、南行きなら「DOWNTOWN」と表示されているほうに停車する電車に乗車します。

■ 乗車する

路線はそれぞれ色に分かれて示されていますが、同じ色の路線でも数字やアルファベットによって各駅停車(ローカル)と急行(エクスプレス)に分かれています。乗車する前に、その列車が目的の駅で停車するかどうかを、必ず確認しましょう。色だけで判断して乗車すると、急行列車で、目的の駅には止まらず行過ぎてしまうことがありますので、注意が必要です。ホームの上に表示されている路線番号と、電車の先頭や側面に表示されている路線名、また「LOCAL」か「EXPRESS」の文字を確認すると良いでしょう。

注) 工事などで、本来急行の列車が各駅停車の駅で止まったり、その逆もあるので、改札口を通る前や地下鉄構内に貼られている路線変更を知らせる張り紙(Notice)を必ず確認しましょう。 日本ではあまりありませんが、ニューヨークでは路線が変更されることは日常茶飯事で起こります。

■ 下車する

各駅のホームには駅名が表示され、アナウンスもあるので、目的地の駅に着いたら「EXIT」サインのある出口専用改札口から出ます。違う路線に乗り換える場合は、「TRANSFER」の看板を目印に進んでいけば、乗り換えるホームへ行けます。 列車内のアナウンスは聞き取りづらいことが多いので、慣れないかたは、停車する度にホームの駅名を確認した方が無難です。

★地下鉄(サブウェイ)を利用する際の注意点★

  1. ニューヨークの地下鉄にも一応時刻表はありますが、まず当てになりません。平日は大体5?15分間隔で走っていますが、土日や祝日、時間帯によって異なります。また、よく路線の工事が行われているので、改札を通る前に、自分の利用したい路線が工事の為、運休になっていないか、もしくはルートが変更になtっていないか必ず確認して下さい。
  2. 夜間(22:00?7:00)は、運行本数が減るので、待ち時間が長くなります。また、乗客も減るので、タクシーの利用をおすすめします。また、深夜に列車を待つ場合は、乗客の多いところで待ちましょう。
  3. 夜は改札も閉まってしまう駅もあるので、注意が必要です。(入り口に緑色の丸いランプがある駅は、24時間開いています。)

★地下鉄の乗り方に関する詳しい情報(英語)

★人気観光スポットの最寄駅★

カーネギー・ホール
(Carnegie Hall)
57 Street/7 Avenue (N, Q, R, Wライン)
Columbus Circle (A, B, C, D, 1ライン)
Seventh Avenue (Eライン)
ロックフェラー・センター
(Rockefeller Center)
47-50 Streets/Rockefeller Center
(B, D, F, Vライン)
エンパイア・ステートビル
(Empire State Building)
34 Street/Penn Station
(1, 2, 3, A, C, Eライン)
34 Street/Avenue of Americas
(B, D, F, N, Q, Rライン)
バッテリー・パーク
(リバティー島へのフェリー乗り場)
(Battery Park: Ferry to Liberty Island)
Bowling Green (4, 5ライン)
Whitehall Street (R, Wライン)
South Ferry (1ライン)
グラウンド・ゼロ
(Ground Zero)
World Trade Center (Eライン)
サウス・ストリート・シーポート
(South Street Seaport)
Broadway-Nassau (A, Cライン)
Fulton Street (2, 3, 4, 5, J, M, Zライン)

★ニューヨークの博物館&美術館の最寄駅★

アメリカ自然史博物館
(American Museum of Natural History)
81 Street-Museum of Natural History
(B, Cライン)
メトロポリタン美術館
(The Metropolitan Museum of Art)
86 Street (4, 5, 6ライン)
77 Street (6ライン)
ニューヨーク近代美術館
(The Museum of Modern Art: MoMA)
Fifth Avenue/53 Street (E, Vライン)
47-50 Streets/Rockefeller Center
(B, D, F, Vライン)
グッゲンハイム美術館
(Guggenheim Museum of Art)
86 Street (4, 5, 6ライン)
クロイスターズ
(The Cloisters)
190 Street (Aライン)
ホイットニー美術館
(Whitney Museum of American Art)
77 Street (6ライン)

バス編

マンハッタンのバスは、網の目に走っていて、南北を結ぶ路線が多い地下鉄に比べ、東西の移動に便利です。セントラル・パークを挟むアッパーウエストサイドとアッパーイーストサイドの移動は、バスだとスムーズです。

■ バス停/路線を探す

まず、現地では、あらかじめホテルのコンシェルジェなどでバスの路線地図を貰います。46路線がマンハッタンの主要道路を網羅しています。バス停は、道路沿いの東西1?2ブロック、南北2?3ブロックごとにあります。

マンハッタンのバスの路線地図はこちらでもご覧いただけます

★観光におすすめのバス路線★

M5 5番街の見どころをつなぐ路線。ロックフェラー・センター、ニューヨーク市立図書館、コリアン・タウン、ユニオン・スクエア、ワシントン・スクエア、ソーホーなど。
M4 ハーレム、セントラル・パーク、ホイットニー美術館、エンパイア・ステートビルなどを結ぶ路線。
M79 セントラル・パークを西から東へ横断する路線。アメリカ自然史博物館とメトロポリタン美術館間の移動の際に便利。

■ 乗車する

乗車したい路線のバス停を見つけ、自分の乗るバスが来たら手を上げてドライバーにアピールし、前のドアから乗車します。バス停は、複数の路線の停留所を兼ねていることが多いので、バスの正面と横に表示されている路線番号と行き先方向(アップタウンかダウンタウン)を確認しましょう。各駅停車のほかに、急行(LIMITED)もあるので、注意しましょう。

■ 運賃を払う

料金は地下鉄同様、均一2ドルで、乗車時にメトロカード、または現金(コインのみ)で支払います。現金で支払う際、1セント硬貨と紙幣は使用できません。おつりもで出ないので、注意しましょう。

乗り換え(メトロカードをご利用の場合): メトロカードを利用する際は、2時間以内なら1回無料でバス⇒地下鉄、地下鉄⇒バス、またはバス⇒バスへの乗り換えができます。乗り放題のメトロカードを利用すれば、何回でも乗り換えが可能です。

乗り換え(現金でお支払いをした場合): 現金を利用する際は、乗車時に「トランスファー、プリーズ」(Transfer please)と運転手に告げ、乗り換えチケットをもらい、乗り換えのバスに乗車する際、チケットを運賃箱に入れます。乗り換えチケットは、バス⇒バスへの一回の乗り換えが可能で、最初のバスに乗車した時から2時間有効です。

※乗り換えは一回限りが無料で、あくまで前進する際のみで、往復や途中下車には利用できません。ただし、乗り放題(Unlimited)のメトロカードがあれば、乗り換えは自由です。

■ 車内では

バスは、日本のように停留所を知らせるアナウンスがないので、いつ降りるか分からない方は、あらかじめドライバーに “Will you let me know when we arrive at ○○”「?に着いたら教えてください」、と頼んでおくと安心です。

■ 降車する

バスを降りるときは、座席の横や窓わくに沿った黄色、もしくは、黒色のゴムのテープを押すとチャイムがなり、ドライバーの前方に「STOP REQUESTED」という赤いランプがつき、次のバス停で停車してくれます。 降りる際は、前のドアでも後ろのドアからでも降車できますが、後ろのドアは半手動式なので、自分でドアの黄色いテープを押しながら開けましょう。

★バスを利用する際の注意点★

  1. バス停には時刻表がありますが、日本と違って時刻表は全く当てになりません。
  2. 夜間の運行はまばらになるので、深夜はタクシーの利用をおすすめします。
  3. マンハッタンの道路は渋滞していることが多いので、急いでいる方には不向きです。急いでいる場合は、短い距離なら徒歩、長い距離なら地下鉄のほうがおすすめです。

★バスの乗り方に関する詳しい情報