ロックフェラー邸とユニオン教会☆ツアー体験記
Written by : Yuko Higa
Presented by : JTB Travel Network Company
2008/9/17

今日は9月8日、空が高い美しい秋晴れの月曜日です。午前9時に、ヒルトン・ニューヨークホテル1Fロビー奥のレセプションカウンター前集合。本日のガイドは、自称ガイド歴100年の、ベテランガイドの小池さん。

 

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ニューヨークの旅のトリビアをたくさん聞かせてもらいながら、バスは、マンハッタンからハドソンリバー沿いを北上。車窓からは、ゆたったりとした美しい景色が流れます。

 

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途中でちょっと立ち寄ったのは、『メトロポリタン美術館』の別館で、宗教画が中心に集められている『クロイスターズ』。建物自体が展示物になっているここは、フランスやスペインの中世の修道院の遺物を集めて造り上げられたそうです。

 

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ブロンクスを通り抜けてウエストチェスターへ入ります。小さな街がいくつもあり、ニューヨークの大都市とはまったく違う新鮮な印象の景色が続きます。

 

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“ロックフェラーのお膝元”、城下町というイメージのTarry Town(タリー・タウン)は、元はニューヨーク入植初期にオランダ人が作った移民村でした。古くからの住民が多く歴史あるこの街は、骨董品の街としても有名です。車を降りて街を散策しましたが、月曜のこの日は定休日の店が多く、少し寂しい印象でした。

 

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まるで街全体が骨董になってしまったような静かな街には、かわいらしいアンティークショップなどは健在です。

 

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街の人々の集う場ミュージック・ホール。建物にも風情が漂います。

お散歩のあとは、ロックフェラー邸めぐりのバス発着場がある、隣街のSleepy Hollow(スリーピィー・ホロウ)へ移動。ハロウィン発祥の地とも言われているこの街は、1999年ティム・バートン監督ジョニー・デップ主演作品『スリーピィ・ホロウ』の映画の舞台になったことでも有名な街です。

 

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観光バスの時間を待つまでの間、ギフトショップで御買い物も楽しめます。ハロウィーンやスリーピィホロウに関連したグッズのほか、ロックフェラーの本、などがありました。

 

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バスの時間まで自由に散策。

ここにはカフェも併設されていて、コーヒーやサンドイッチなどの軽食が売られています。朝食が早かった人は、この先2時間以上の見学があるので、おやつを食べるのもいいですね! 私達は、コーヒーを買ってバスの発車時間までアウトサイドのテラスでくつろぎました。

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外のテラスからは、池に架かる橋の向こうのヴィレッジ『フィリップス・マナー』を眺めながら憩いのひとときを過ごせます。橋を渡ると18世紀当時の生活の様子が再現されており、見学ツアーも行われています。放牧されているヤギ、羊などを見かけました。今回、見学は出来ませんでしたが、昔ながらの衣装を着た人々が橋を渡って向こうの世界に行くのを、こちらの世界から眺めるのは幻想的な体験でした。

 

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さて、ここでガイドさんとしばしのお別れ。これから約2時間の豪邸見学のツアーに参加します。ここから、1時間に1本出ている観光バスで20分程で、ロックフェラー豪邸にたどり着きます。

 

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到着したロックフェラー邸は、その大きさと豪華さに外観だけにもため息……。

 

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(c) Historic Hudson Valley
※室内は写真撮影一切禁止のため、上記の写真はHistoric Hudson Valleyよりお借りしたものです。

 

カイカットとも呼ばれる寝室が40室もの大邸宅は、イングリッシュガーデンが美しい庭園が広がり、裏はハドソン渓谷という立地です。骨董品や調度品、ネルソン・ロックフェラー(元副大統領)により蒐集されたピカソなどのモダンアートが所狭しと飾り付けられて、その贅沢さと作品の見事さは圧巻としかいいようがありませんでした。

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馬蔵、馬車の数々、自動車の初代T型フォードなどのクラシックカー・コレクション、そしてハドソン渓谷の絶景が一望できる彫刻庭園、ゴルフコースも邸内にあるので、そのすべてを歩いては周れないほどの大豪邸。

 

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どこまでも続く庭には、所々に有名な芸術家の大きな彫刻作品があり、まるで箱根彫刻の森美術館が自宅の庭にあるようなスケールの大きさ!

2時間のツアーは、非現実的な世界にみとれ、美術品に歓声を上げているうちにあっという間に過ぎていきました。

 

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ガイドさんと合流し、バスはシャガール、マティスのステンドグラスを所有している『ユニオン教会』へ。教会の内部は、外の光が鮮やかな色で射し込み、幻想的な世界を作り出しています。

 

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(c) Historic Hudson Valley
※室内は写真撮影一切禁止のため、上記の写真はHistoric Hudson Valleyよりお借りしたものです。

近代美術の巨匠シャガール(1887-1985)が教会用ステンドグラスとしてアメリカで唯一残した作品や、マティス(1869-1954)が85歳の時に仕上げた、生涯最後の芸術作品となったステングラスなど、どちらもひときわ珍しいものです。絵やポスターでは伝わることのない、柔らかな光を含んだ繊細な色彩は必見です。

そしてこのツアーの最後の見学場所となる、ブロンクスにあるウッドローン・セメタリーへ。ここは世界的な著名人がたくさん眠っている広大な墓地で、美しい公園のような環境でもあります。野口英世や高峰譲吉の墓碑を見学したあとは、運良くマイルス・デイヴィスのお墓にも立ち寄ることが出来ました。

 

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1900年代初頭のアメリカにとって、日本の顔ともいうべき人物。科学者、医学博士、実業家、日本政府役人、そして日米親善特使として、アメリカと日本を繋ぎ合わせていた高峰譲吉のお墓です。

 

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ニューヨークのロックフェラー医学研究所の大スターであり、ロックフェラー財団の威信を担い、医学分野で社会貢献に一身をささげた細菌学者、野口英世。ツアーの参加者のみんなで、感慨深く合掌を。

 

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言わずとしれたジャズ界の巨匠、マイルス・デイヴィスのお墓。ジャズが大好きな私には嬉しいサプライズでした!

 

天気がよく晴れ渡った空の下、盛りだくさんな内容の濃い一日でした。都会の喧噪から離れ、マンハッタンから1時間ほど車で北上すると、緑に囲まれた別世界が広がります。新鮮な、緑の香る澄んだ空気を味わいながら、日常では触れることのない大富豪ロックフェラーの世界を垣間見て感動し、また歴史上の偉人たちのお墓巡りには、感慨深いものがありました。また、ただ見学しただけでなく、アメリカの歴史、文化にも興味を持てたツアーでした。これをきっかけに、ロックフェラーの自伝を読んでみたい、そんなふうに思わせてくれたこのツアー、かなりお得だと実感しています。

 

ベテランガイドの小池さん、本当にどうもありがとうございました! 自然の中で心身共にリフレッシュした大満足のツアーになりました。

■掲載されている情報は、予告無く変更されることがありますのでご了承下さい。(2008年9月時現在取材)

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