今日は9月7日、台風が過ぎ去った翌日の晴天の日曜日です。本日のツアーは『ハーレムとハドソン渓谷豪邸めぐり』。ガイドさんは、ガイド歴なんと“自称100年”のベテランガイド、小池さんです。よろしくお願いします!
ヒルトンホテルのレセプションに午前9時に集合し、3時間のツアーが始まります。
ミッドタウンのホテルを出発し、10分ほどでハーレムに入ると、すでに街の所々にグラフィティアートを見かけます。落書きタッチのものから、プロのペインターが描きあげたような本格的なものまでさまざまです。学校の外壁に描かれたこちらはなんと日本人アーティスト『TATS CRU』(タツクルー)の作品。今にも飛び出してきそうな迫力満点のグラフィティは圧巻!
ハーレムには古い教会がたくさんあることでも知られていますが、この日は日曜日だったこともあり、礼拝のために正装して教会へ向かう地元の人たちの姿をちらほら見かけました。
ここ10年の間で整備されたハーレムは、前大統領のクリントンのオフィスなどもあり、治安はかなり改善しました。とはいえ、開発が進み綺麗になったビルディングの隣には、まだ穴のあいたままの廃墟も残っていて、この混在こそが現在のハーレムといえるのでしょう。
こちらは、“夜間のハーバード”ともいわれるほど優秀な大学のニューヨーク市立大学。創設者は初代駐日公使として日米修好通商条約を締結した、アメリカ外交官のタウンゼント・ハリスです。なぜ夜間なのかというと、昼間はウォール街などで働き、資格をとりに夜間のクラスを取る就労者が多いためだそうです。建物は、地下鉄を掘った際に採掘された石灰岩などでできた大変重層な建造物で、その美しい佇まいに見とれてしまいました。
バスはここから、ハーレムの北、ワシントンハイツまで北上し、アメリカの歴史的建造物『モーリス・ジュメル邸』を見学。アメリカ独立の1776年より、10年も前の1765年に建てられたニューヨークでもっとも古いとされる家です。
モーリス邸の向かいには初代大統領のジョージ・ワシントンが独立戦争の時に住んでいた家があります。ストリート名の書かれた茶色い表札に注目。ふつうは緑色ですが、茶色は保存建造物地域のしるしなのです。
馬車が通っていた時代から残る石畳は風情たっぷり感じられ、時間が止まったような感覚に陥るのんびりした日曜の午後です。
「これ動くんですか?」というような、年代物の車を発見! ボロボロでオブジェのようですが、ちゃんとだれかのマイカーです。記念にぱちり。
橋を渡りニュージャージーに入ります。晴れてればこのとおり、橋から最高の眺めが堪能できます。
緑がいっぱいのニュージャージーの道路には、たまに鹿やスカンクがひょっこり顔を出すとか。空気が澄んでいて、マンハッタンにはないリラックス感が味わえます。
ロックフェラー展望ポイントに到着。広大なハドソン渓谷からの景色を堪能しながら風に吹かれる開放感は、最高に気持ちいい! 右にはジョージワシントン・ブリッジ、その向こうに見えるのがマンハッタン、左に見えるのがブロンクスです。
そのままイングルードの高級住宅、アルパインの豪邸めぐりに突入します。外の門から玄関までが遠い、リッチなお屋敷ばかり。広い庭、車を何台も停められるガレージ、テニスコート、屋外&屋内プール、バスケットコート、子どもの遊園地など、広い敷地内はワンダーランドのようです。5億で売りに出されているというエディ・マーフィーの豪邸も拝見しました!
次に到着したのは、グラント将軍のお墓。グラント将軍は、南北戦争で北軍の将軍として勝利し、その後18代目大統領を二期つとめたアメリカの英雄です。その後、奥さんと2年に渡る世界周遊の途中で訪日した際に、昭和天皇にもお会いしたそうです。ニューヨークに戻ったあと金融業で財を成し、多くの州から墓地の勧誘を受けましたが、奥さんとした「一緒のお墓に入る」という約束のからこの場所に2つの棺が仲良く並んでいます。
コロンビア大学のすぐ近くにあるセント・ジョーンズ・ ディバイン教会は、唯一入館料がある教会。重厚な石造りの中はドームになっていてステンドグラスが美しく、背筋が伸びるような雰囲気です。
その後、バスはホテルへ戻り、午後12時30分頃ヒルトンホテルへ帰着、解散となりました。
ツアーは、わずか3時間とは思えない充実の充実した内容でした。ハーレムのミニ観光から始まり、お隣の州ニュージャージーから眺める壮大なハドソン渓谷は格別でしたし、豪邸巡りでは夢心地になり、太陽の下、自然の中を車で走り抜けるのはとても気持ちがよかったです。ステレオタイプではないニューヨーク観光を満喫し、都会の喧噪を忘れてリフレッシュできました。ガイドさんの詳しい解説、歴史的背景、面白いエピソードなどは観光をより膨らみのあるものにしてくれました。自分たちだけでは行けないような場所も安心して回ることができた大満足のツアーでした。
※下記の情報は2008年11月現在のものです。行程等、実際のツアーと異なる場合がございます。
コメント&トラックバック
トラックバックURL: