今季の松井秀喜は絶好調!日本人2人目の首位打者も狙えそうな勢いです。
Written by : 杉浦 大介
2008/6/10

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開幕前に結婚を発表し、心機一転で大事な今シーズンに臨んだヤンキースの松井秀喜選手。結婚の好影響か、あるいはメジャー6年目にしてなにかを掴んだのか、ここまで絶好調の打撃を続けています。6月上旬の時点で、打率は常にアメリカンリーグのベスト3内に君臨。まだ気が早すぎるのですが、日本人としてはイチロー選手以来の首位打者を獲得する可能性もゼロではなくなってきました。

「ひざの手術のあとで、下半身に以前の力がなくなったように見えないこともない。ただそれによって、逆に松井の技術面がより際立って見える。持ち前のバットコントロールの上手さでヒットを量産しているね」、とロイター通信のラリー・ファイン記者は、松井の好調の理由についてそう語ってくれました。実際に、現在のヤンキースには体力的にやや下り坂と言えるベテランが多く揃っています。そんな選手たちに必要なのは、先天的なパワーや才能に頼らずに、技術的なアジャストメントを進めること。そして今季のチーム内で、誰よりもそれを上手にこなしたのが松井だったのです。口で言うのは簡単ですが、ベテランに差し掛かった時期の打撃スタイル変更は非常に難しいこと。至難の業を成し遂げたゴジラ松井に対する評価は、地元ニューヨークでも再び上昇しています。

そもそも松井=ホームランという認識がないアメリカには、ここまで本塁打数が少なかろうと騒ぐものは1人もいません。一発よりもチャンスメークに徹している感のある松井への信頼は完全に回復。打順も4、5番に定着し、全体的に不振のヤンキース打線にはもはや欠かせない存在となりました。

アリーグにはイチロー、ジョー・マウアーといった好打者たちが揃っているため、最終的には首位打者獲得までは難しいでしょう。しかし例えそうだとしても、松井選手が今季に示した適応能力、献身的姿勢の価値が変わるわけではありません。このままいけば、今季は久々のオールスター出場もあり得ます。ゴジラ松井は、メジャー6年目、34歳にして再び大きく飛躍したと言って良いでしょう!

■掲載されている情報は、予告無く変更されることがありますのでご了承下さい。(2008年6月時現在取材)

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