“ニューヨーカーの足”、イエローキャブの今
イエローキャブ(タクシー)
2008/5/9

イエローキャブといえば、ニューヨークの街を颯爽と走るパブリック・タクシーのこと。その車体の鮮やかな黄色が特徴であるため、「イエローキャブ」の愛称で広く親しまれています。ニューヨーク、とくにマンハッタン内に限っては、その狭いエリアにも関わらず利用者が密集しているため、時間帯や場所などによっては、三車線の道のほとんどをイエローキャブが埋め尽くし、信号待ちなどで停止しているその姿は圧巻ともいえます。今回は、このイエローキャブの現在の事情などについてお伝えしましょう。

まず、“イエローキャブ”というのは、ニューヨーク市が許可をした車(運転手も含む)のみを指し、空港や大雨でタクシーがなかなか捕まらないときなどに、率先的に「タクシー探してるの?」なんて声をかけてくるのは個人の白タクで、不慣れな旅行者から何百ドルも巻き上げたりするので要注意ですが、ときに、時間に迫られ「本気でいま車が必要!」というニューヨーカーらは、この白タクでも、乗車前にうまく金額交渉をして、上手に利用することもあります。そして、この白タク以外に気をつけたいのが『OF DUTY(オフデューティー)』。これは、屋根の上のランプが点灯していて「OF DUTY」の文字が表示されている状態のことで、「現在勤務時間外です」ということを表すものです。これが点灯されていると、普通に素通りされますが決して乗車拒否ではありません。おまけに、オフデューティーの時間帯はだいたい決まっていて、午後3時半頃から夕方5時頃までの間が集中しており、イエローキャブの約85%は営業を中止しています。ですから、この間に決まった時間に決まった場所へ行く必要がある人は、地下鉄を選んだほうが確実でしょう。

以前までは、怖い、運転が荒い、言葉が(英語ですら)通じない、車内が汚い、などと毛嫌いされていたイエローキャブですが、現在では、街を走るほとんどの車が新車で、しかも車内にはモニターパネルの設置も義務づけられ、車内でテレビや天気予報、地図での場所確認などができるようになって、とっても便利で安全になっています。

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■掲載されている情報は、予告無く変更されることがありますのでご了承下さい。(2008年5月時現在取材)

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