今年のNBAシーズンも終盤に近づき、いよいよ来月から待望のプレーオフが始まります。しかしそのエキサイティングな最終決戦の中に、ニューヨーク・ニックスはまたしても含まれそうにありません。数年来の不振に苦しむニックスは、今年も所属するアトランティック地区の中で下から数えた方が早い位置に低迷中、プレーオフ進出はすでに絶望的……。このままいけば、オフにはコーチや主力選手の人事問題ばかりが話題になってしまいそうな気配です。
とくに立場が危ないのは、エースのステフォン・マーブリー選手。地元ニューヨーク出身の人気者も、今シーズンはケガやコーチとの対立のためほとんどコートには立てませんでした。開幕直後には試合中にお父さんが亡くなり、悲劇のストーリーの主役にもなってしまったのもまだ記憶に新しいところ。本当に様々な意味で、07〜08年シーズンは彼にとって最悪なものとなってしまったのです。
そのマーブリーは3月5日に久々に報道陣の前に現れ、今後もニューヨークでニックスの選手としてプレーし続けたいと熱っぽく語りました。
「僕はニューヨークが大好きなんだ。この場所でのプレーしか考えていないし、来年以降もそうできることを願っている。今季は僕にとって人生で最も辛いシーズンだったけど、嵐には必ず終わりが来ると信じているよ」
しかし、たとえ地元の星でも、結果を出せない選手には冷たいのが米スポーツ界。なかでも、でもとくに新陳代謝が激しいのがニューヨークの街。ニックスに勝利をもたらしてくれないマーブリーに対し、ニューヨーカーはすでに背を向け始めています。4月中旬にはニックスの今季は終わり、その後は激動の季節の開始。今オフにマーブリーのトレードは本当に成立するのでしょうか?来シーズンの開幕までにニックスはどんなチームになっているのでしょうか? ちょっと寂しい話題ばかりですが、しかしせめて「嵐の終わり」がもう間近に迫っていることを望みたいものです。
コメント&トラックバック
トラックバックURL: